HERMESのサスティナブルの取り組みについて🐎

前回のブログではPRADAの「Re-Nylon」を中心に、ファッション業界のサスティナブルの取り組みについてご説明させて頂きました。

まだご覧になられていない方はこちらのブログも是非!

PRADAが魅せる進化の結晶「~Re-Nylon~」

そもそもサスティナブルとは何なのでしょうか?
前回もご説明させて頂きました通り、「サスティナブル」とは、「持続可能な」という意味を持ちます。
地球の自然環境の維持に役立つ事業や開発であったり、自然環境に配慮した行動を表現する際に使われる言葉です。

今回は、HERMESのサスティナブルな取り組みに焦点を当ててお話していきます。


ファッション業界における環境の影響

ファッション業界と環境問題というものは、切っても切り離せない深い関係性があります。

ファッション業界は、石油産業に次いで環境汚染への影響がある産業と言われています。
CO2の排出量が全世界の10%を占めており、大量の水資源を消費することからも、世界でワースト2位の環境汚染産業と言われています。

衣類やバッグなどの生産過程における90,000トンの二酸化炭素排出量と大量の水の消費や45,000トンにものぼる端材の排出、さらには化学物質による水質汚染も問題視されています。
非常に桁も大きくなるので想像がつきにくいかもしれませんが、生産過程で地球環境に悪影響を及ぼしていることは一目瞭然ですね。

その為、企業や個人に地球の環境汚染に対する対策やサスティナブルの取り組みの推進がより一層求められています。
これはファッション業界に多大な影響をもたらすラグジュアリーブランドにとっても避けて通れない課題なのです。

ファッション業界は、環境汚染ワースト2位のマイナスイメージから脱却するため、消費者のニーズに応えるべく様々なサスティナブルな取り組みを行っています。前回もブログで記したPRADAの「Re-Nylon」やBottega Venetaの革新的なアトリエはも勿論ながら、HERMESはその影響力の強さからラグジュアリーブランドを牽引する役割を担っていて、環境保護、再生資源の活用、廃棄物の削減に努めています。

具体的には、絶滅危惧種を保護するための野生動物違法取引への対策の金銭的な支援や、再生可能エネルギーから作られた電力の導入、余剰廃棄の削減などの取り組みを行っています。


HERMESとマッシュルームレザー

一つ目がマッシュルームレザーを使ったバッグの販売です。このマッシュルームレザーとはカリフォルニアを拠点とするスタートアップ企業のMycoWorks(マイコワークス)が開発したものになります。彼らの特許技術で作られたマッシュルームレザーは、石油由来製品や動物由来製品に比べてCO2など温暖化物質の排出量が少なく環境負荷が低いことが特徴で、未来を担うサステナブルな技術・素材として注目されています。

このMycoWorks(マイコワークス)とHERMESが連携して出来上がったのが新素材シルバニアを使ったヴィクトリアになります。

出典/https://www.wwdjapan.com/

シルバニア素材は素材の強度と耐久性をさらに高めるため、フランスにあるHERMESの工房でなめしなどの仕上げが施されています。更に成形などの加工もHERMESの職人が行っています。
HERMESの職人技とMycoWorks(マイコワークス)の最新技術を融合することで、このマッシュルームレザー初の商品化に成功したのです。

HERMESだけでなく、GUCCIやBALENCIAGAなどのラグジュアリーブランドも、よりサステイナブルな代替皮革の開発や採用案を練っているとのことです。

プティアッシュ

プティアッシュと言われると皆様が思い出すものは何でしょうか?
恐らく、一番定番の物と言えば可愛らしいバッグチャームを思い浮かべる方が多いと思います。

世界一厳格な品質基準で知られるHERMESですが、その審査にクリアできずHERMESを名乗れなかった製品達にも陽の目を見る機会を与えるという名目で、2011年から始まったのがこのプティアッシュプロジェクト。

プティアッシュとはバーキンやケリー等のエルメス製品を制作する過程で切り落とされ、本来捨てられてしまうレザー等をかき集め新しい命を吹き込むという物です。

プティアッシュを生み出したのは、エルメス家出身のパスカル・ミュールです。
彼女は、エルメス家に育ち、幼少の頃から様々な素材と職人の手仕事に触れて育ちました。
そこで、少しの傷や汚れがあって破棄されるスカーフのシルク地や、生産過程で生じる余った革などの製品化されない端材に目を向け、廃棄される素材を活かしたいと考えていました。

パスカル・ミュールは2010年にプティアッシュのアーティスティック・ディレクターに就任し、幼い頃から夢見ていた再創造をして再び素材を輝かせたいという夢を叶え、パリの郊外に「再創造の研究室」と呼ばれるアトリエを構えたのです。

HERMESのバッグや革小物の製造工程において、技術と伝統的なノウハウを駆使してもレザーを余すところなく使い切ることは非常に難しくどうしても余った端材が出てしまいます。
しかし、こういった本来廃棄されるはずの端材を用いて、職人技とデザイナーの革新的なアイデアによってクリエイティブな製品を生み出していくのがエルメスの強みだと言えるでしょう。


バッグチャームは勿論、カードケースであったり、ドアストッパーの持ち手であったり。ぬいぐるみやシルクの巾着などが生み出されることもありバリエーションは多種多様です。ちょっとした革小物に姿を変えて息吹が吹き込まれたプティアッシュはふたつとして同じものが存在しない点も魅力です。

まとめ

如何でしたか?各ブランドが試行錯誤を繰り返しながらサスティナブルの取り組みを行っています。

このプティアッシュプロジェクトのようなサスティナブルな取り組みをいち早くスタートさせたことは、ファッション業界全体の意識改革に大きく貢献しています。
環境に配慮しており、尚且つ遊び心も溢れた素敵なアートと言えるでしょう。

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